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ウェディングドレスで手袋(グローブ)をつける理由とは ?

2024.09.21
花嫁のお役立ち情報

ウェディングドレスを着用する際、一般的には手袋(ウェディンググローブ)も身につけます。その理由をご存知でしょうか。「なんとなく、つけるものだと思っていた」という方もいるかもしれませんが、手袋にも意味があり、つける理由があります。美しくウェディングドレスを着こなし、よき思い出として残すためにも、ぜひ知っておきましょう。

ウェディングドレスに手袋をつける理由

ウェディングドレスに手袋をつけるのはなぜか、その主な理由をみてみましょう。

伝統とマナー

ひとつは、欧米において、正装あるいは礼装の際に手袋を着用することはマナーであり、伝統とされてきたからです。結婚式という神聖な場は、その最たる場所といってもよいでしょう。そもそもの由来は、神の前では肌の露出を控えるべきであるという宗教的な教義にあるようで、キリスト教も例外ではありません。

花嫁の無垢の象徴

グローブには「さまざまなけがれから新婦を守る」という意味も込められています。新婦が純真無垢な存在であることの象徴が、手袋ということです。

挙式では、指輪交換をするときに手袋をはずします。けがれなき存在である新婦が、新婦に身をゆだねる瞬間といってもよいでしょう。

スタイルと美しさの強調

欧米においては、手袋もドレスコードのひとつとされています。少し極端な言い方になるかもしれませんが、手袋もドレスの一部としてみなされるということ。ドレスに手袋を合わせてトータルでコーディネートすれば、花嫁スタイル、ドレスを着用した美しさはさらに増すでしょう。

ウェディングドレスに合わせる手袋の種類

では、ウェディングドレスに合わせる手袋には、どのような種類があるのでしょうか。ふたつの観点から、チェックしてみましょう。

長さとスタイルによる分類

グローブを長さで分けると、ひじ上まである50cm以上の「ロング丈」、ひじ下で40cm前後の「ミディアム丈」、手首までで18㎝前後の「ショート丈」があります。

3つのうち、もっともフォーマルな手袋がロング丈です。ノースリーブのドレスや胸元までしかないビスチェタイプのドレスなど、腕が露出するドレスに合います。ひじ上まである手袋をつける機会は日常生活ではめったにないかもしれません。だからこそ、ウェディングドレスはいい機会ではないでしょうか。ロング丈には、腕を細く長く見せる効果もあります。

ミディアム丈は、ドレスのデザインを選ばず、使いやすい手袋です。ひじを覆わないので手が動かしやすく、しわになりにくいというメリットもあります。

ショート丈は、袖の長いドレスに合わせやすいデザインです。ノースリーブやハーフスリーブのドレスに合わせて、カジュアルなイメージを演出することもできます。ドレス本体の丈がミディアムやショートの場合も、合わせやすい長さです。

形では、指先まで覆う「指ありタイプ」と、覆われるのは手の甲までで、指先が露出する「フィンガーレスのタイプ」があります。フォーマル度でいえば、指ありタイプのほうが上ですが、フィンガーレスであれば、指輪交換の際に手袋をはずす必要がありません。また、ネイルを強調したいという場合にも、おすすめです。

素材の違い

素材は、大きく「サテン」「オーガンジー」「レース」の3種類に分けられます。

サテンは、ウェディングドレスに合わせる手袋の定番、正統派の素材です。美しい光沢、品のよさは言うことなし。格式のある教会や、ホテルでの着用に向いています。

オーガンジーは、肌が透けて見える生地で仕立てた手袋です。やわらかさがあり、優しい雰囲気になります。

レースは、糸で透かし模様に織り上げた素材です。さまざまな模様があり、見る人にゴージャスな印象を与えるでしょう。

ウェディンググローブを選ぶ際のポイント

手袋の長さや形、素材について把握したところで、具体的に手袋を選ぶときのポイントを確認しておきましょう。

ドレスに合わせる

やはり第一に考えたいのは、ドレスとのコーディネートです。ドレスの素材、ドレス丈、袖の有無や長さ、ドレスの色、トータルでのバランスをチェックしましょう。

素材でいうなら、ドレスの素材と手袋の素材を合わせたほうが、違和感がありません。ドレス丈、袖の有無や長さは、手袋の長さを決めるときの重要なポイントです。カラーも実際に合わせて確認しておきましょう。一口に白と言っても、オフホワイトとアイボリーなど色合いがことなることもあります。ドレスも手袋もお気に入りのものは選んだけれど、組み合わせてみたらちぐはぐだったということのないように、しっかり合わせてみてください。あらかじめドレスとセットになった手袋、定番の組み合わせがあるなら、そういったものを選ぶと無難にまとまります。

式場のタイプに合わせる

式場のタイプに合わせることも考慮しましょう。たとえば格式のある教会やホテルで着用するなら、サテンのロング丈を選びたいところです。とはいえ、やはりドレスとの組み合わせも大切なので、式を挙げる場所が決まったら、その場にふさわしいドレス、手袋の組み合わせを考えてみましょう。

フォーマルな式場、カジュアルなレストランなど、会場選びの段階で、自分たちの好みや希望を反映させていくことも必要かもしれません。

ウェディングドレスで手袋をつける理由や、手袋のタイプについてお伝えしました。選ぶときには、ドレスのデザイン、式場の格式を考慮することが大切です。

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