和装のブライダルネイルはどうする？ 白無垢や色打掛に合わせるには

手元を美しく彩るネイルですが、和装でのブライダルネイルとなると「どうしたらよいの？」と悩む方も多いようです。ネイルをするにしても、白無垢や色打掛に合わせるとなると、どんなデザインが合っているのかわからないという声も耳にします。そこで今回の記事では、和装のブライダルネイルについて取り上げました。悩み解消のヒントにしてください。

和装ブライダルネイルの素朴な疑問

はじめに、和装のブライダルネイルでよくある疑問にお答えします。

和装だとブライダルネイルはしないほうがよい？

和装の場合「ブライダルネイルはしないほうがよいの？」と悩む声も耳にしますが、「こうしなければならない」という決まりはありません。つまり、自分が好きないように決めてよいということ。和装の場合「ブライダルネイルはしない」という選択もありですし、「せっかくだから和装に合うブライダルネイルをする」という選択もできます。

和装ブライダルネイルのポイント

和装の場合、メインの衣装は白無垢と色打掛です。白無垢はほぼ白一色、色打掛は色彩豊かで絢爛豪華と、色合いがまったく異なるため、必然的に合うネイルも変わります。

そこでまずは、白無垢にするか色打掛にするか、あるいはどちらも着用するかなど、衣装を決めましょう。その後、ネイルのデザインを考えるという流れにすると安心です。

和装でブライダルネイルをするメリット

和装でのブライダルネイルにはメリットもあるので、確認しておきましょう。

実は和装は、手元がクローズアップされる場面が多いのです。例えば神前式の手水（ちょうず）の儀では、手を差し出して柄杓の水を受けますし、お神酒（みき）をいただく三々九度では、盃を手にします。指輪交換も、指先に目がいくシーンのひとつでしょう。そんなときブライダルネイルを施しておけば、手元を美しく見せてくれます。

もうひとつ、和装ブライダルで小物を使う場合、指先が隠れないものが多いことも押さえておきたいポイントです。洋装の場合は、ブーケを手に持てば手元は見えなくなりますが、扇子や和傘などの和装小物は、手元がはっきり見えます。写真で残すことも含めて考えると、ブライダルネイルをするメリットは大きいといえるでしょう。

和装ブライダルネイルのデザイン選び

和装でのブライダルネイルには、メリットのあることがわかりました。では、具体的にはどのようなデザインが合うのでしょうか。基本は衣装に合わせることなので、白無垢と色打掛に分けてご紹介します。

白無垢に似合うネイルデザイン

白無垢は、ほぼ白一色です。その点を考慮すると、カラフルできらびやかなデザインよりは、自然でシンプルなデザインが合います。

定番のデザインは、爪全体にひとつの色を施す「ワンカラー」です。色はホワイト、ピンク、ベージュなどの淡い色がおすすめですが、さらにナチュラルにしたいなら、クリアカラーという選択肢もあります。「ワンカラーでは、ちょっと寂しい」と感じる場合は、1～2つほどストーンをあしらったり、目立たないようにラメを入れたりしてみてもよいでしょう。

そのほか、ベースを自然な色にして爪先に細くアクセントカラーを入れるフレンチネイルも合いますし、それぞれの爪にグラデーションを施してもきれいです。いずれの場合も、白、ピンク、ベージュなど、白無垢の色にマッチする色をベースに考えてみましょう。

色打掛におすすめのネイルデザイン

白無垢は淡い色使いがポイントでしたが、色打掛では、ネイルも負けないくらい華やかにしてもよいでしょう。

ネイルデザインを考える際のポイントは、着物の色と合わせることです。地の色でもよいですし、着物に使われている色の中からポイントとなる色、目立つ色を選んでもよいでしょう。トータルコーディネートで、まとまった印象になります。

モチーフを入れたい場合は、「和」を意識するとよいでしょう。例えば季節を意識して春の花なら、桜や牡丹、夏ならあじさい、秋は菊やききょう、冬は梅などが和のイメージです。そのほか、鶴や亀、水引きなど日本の伝統的な縁起物からイメージをふくらませた和柄デザインも、個性が映えます。金箔やゴールド・シルバーのラインなどをあしらったデザインも、ゴージャスな仕上がりになるでしょう。

和装と洋装のお色直しに対応するブライダルネイル

和装のブライダルネイルについて、だいたいの方向性はおわかりいただけたことと思います。では、お色直しをする場合は、どうしたらよいのでしょうか。

白無垢と色打掛、白無垢とドレス、色打掛とドレスなど、いくつかのパターンが考えられますが、いずれにしてもシンプルなデザインにしておけば、どの衣装にも合います。

シンプルな衣装と派手な衣装の両方を着用する場合は、基本のネイルはシンプルにし、簡単なアートデザインを施して変化をつけることも方法です。ぜひ、アイデアもひねってみてください。

和装のブライダルネイルには、メリットもあります。和装だからといってブライダルネイルを遠慮する必要はありません。ぜひ、選んだ衣装に合うブライダルネイルを考えてみましょう。なお、前撮り・フォトウェディングのstudio clori.【スタジオクロリ】では、おふたりのご希望にそった写真撮影を心がけています。和装のこと、ブライダルネイルのことなど、わからないこともお気軽にお尋ねください。