コラム Column
ウェディングドレスの種類と選び方
特別な日のためのスペシャルなドレス。ウェディングドレスは、多くの新婦にとって結婚式の準備のなかでも特に時間をかけてこだわりたい項目のひとつではないでしょうか。しかし、あまりにたくさんの種類があることから、自分にぴったりの理想的な一着を見つけることは決して簡単なことではありません。
そこで今回の記事では、ウェディングドレスの種類とそれぞれの特徴、選び方のポイントを詳しくご紹介していきます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
ウェディングドレスの種類:形・ライン
ずは、ウェディングドレスの形やラインは、ドレスの印象を決める大切な要素のひとつです。種類ごとの特徴をお伝えします。
Aライン
ウエストラインの位置が高く、スカートが裾に向かって直線的に広がることで、「A」のシルエットになるのが特徴のAライン。縦ラインが強調されるため、体型をカバーして背を高く見せる効果もあります。年齢や体型を問わず、広く愛されているラインです。
マーメイドライン
上半身から膝あたりまでは体のラインにフィットし、裾あたりが広がることで人魚のイメージを与えるのがマーメイドライン。エレガントで大人の雰囲気が演出できます。一方で体のラインが強調されるため、体型を気にされる方は注意です。
プリンセスライン
プリンセスらしい華やかさがあるのが特徴のプリンセスライン。Aラインと同様にスカート部分がふわりと広がります。上半身はAラインよりもタイトで、ウエストの切り替え部分にギャザーやフレアなどをあしらって、スカートを大きく広がらせているのが特徴です。
ベルライン
ウエストに切り替えを設けて腰からボリュームを出しているのが特徴であるベルライン。中世ヨーロッパの貴族が舞踏会で着ていたドレスだそうです。ワイングラスを逆さまにしたようなコロンとしたシルエットが可愛らしさを演出します。ウエスト部分が絞れているため、細身の人や長身の人にオススメのラインです。
スレンダーライン
全体的なシルエットが細く、直線的なラインが特徴のスレンダーライン。細身で長身の女性に特におすすめで、大人っぽい雰囲気が魅力です。洗練された上品さとスタイリッシュな雰囲気で、スカートの広がりが少ない分、ディテールや素材などで個性を演出することもできます。派手なウェディングドレスが苦手という方や、ナチュラルな雰囲気が好きな方にもおすすめのラインです。
エンパイアライン
ボリュームの少ないラインが特徴なのがエンパイアラインです。胸下にスカートの切り返しを設け、直線的に流れるスカートのシルエットが大人の雰囲気です。ウエスト周りを締め付けないため、体型をカバーしたい方や妊娠中の方でも快適に着ることができます。
ミニ丈ドレス
ガーデンウェディングやリゾートウェディング、レストランウェディングなど、比較的カジュアルな会場でのドレスにオススメなのが、スカート丈が膝上または、膝下ギリギリあたりのミニ丈ドレスです。ロングドレスよりも動きやすく、足を思いっきり見せることで、元気で若々しくキュートな印象になります。小柄な方に似合うスタイルです。
ロングトレーン
一生に一度の結婚式は、思いっきりゴージャスでエレガントなスタイルに挑戦したい!という方にオススメなのが、ロングトーンドレスです。ドレスの引き裾「トーン」が長いタイプのことで、後ろ姿がとても美しいのが魅力。格式高いドレスで、英国のロイヤルウェディングでもこのロングトーンドレスが使われます。
そのほか
上記以外にも、上下が分かれたセパレートスタイルや、パンツスタイルなどもあります。
ウェディングドレスの種類:デコルテのデザイン
ウェディングドレスを選ぶときには、デコルテ(襟ぐり)のデザインにも注目しましょう。顔まわりの印象に大きく影響する部分で、顔の輪郭や体型によって似合うデザインは異なるため、それぞれの特徴をしっかり理解したうえで、自分にあったものを選びましょう。
ビスチェタイプ(ストレート・ハートカット)
ビスチェタイプは、肩紐がなく両肩を大胆に露出して胸の上で止めるタイプのデザインです。ビスチェタイプには胸元がまっすぐなラインになったストレートと、ハート型にカットされたハートカットの2つのタイプがあります。いずれも肩紐や袖がない分、腕のサイズや肩幅などを気にする心配がないため、比較的幅広い体型に対応可能です。胸元にボリュームがある人や、上半身がややぽっちゃりしている人にもオススメのタイプになります。
オフショルダータイプ
ネックラインはきれいに見せたいけれど、ビスチェタイプには抵抗があるという方にオススメなのが、ネックラインが両肩まで開いたオフショルダータイプです。鎖骨ラインをきれいに見せることができ、がっちりとした肩幅を華奢に見せる効果もあります。大人っぽく上品な印象のデザインです。
ワンショルダータイプ
ワンショルダータイプは、片方の肩にだけ肩紐があり、もう片方は肩が露出するタイプのデザインのことを指します。アシンメトリーなデザインは、セクシーで個性的な印象が好きな方にオススメです。
ホルターネック
肩幅ががっちりしている方や、いかり肩の方にオススメなのが、ホルターネックです。胸元から続く生地やストラップを首の後ろで結んだり留めたりするデザインで、背中が大きく開くため女性らしい印象になります。
スクウェアネック
その名の通り四角(スクエア)にカットされたデコルテです。首回りが大きく露出するため、短い首やがっちりとした首をすっきり見せる効果があります。
Vネック
大人っぽく女性らしい印象にしたいなら、胸元がV字に大きく開いたVネックもオススメです。デコルテラインがきれいに見えるだけでなく、丸顔や顔の大きさをカバーしてくれる効果もあります。
ハイネック
首がすっきりと長く、華奢な女性はハイネックタイプもよく似合うでしょう。首元までが覆われていて肌の露出が少ないため、教会などでの挙式にもオススメです。
ボートネック
ボートネックは襟ぐりが浅目で、ラウンドネックよりも横長に広がったネックラインのことです。露出が控えめのため、上品で清楚な印象になります。胸のボリュームが少ない方にもオススメです。
Uネック
胸元がU字にデザインされたタイプのことです。面長の人は開きの浅いタイプを、丸顔の人は開きの深いタイプを選ぶことで、バランスを整えてくれます。体型はがっちりとした方よりも華奢なタイプの方に似合うデザインです。
ウェディングドレスの種類:袖のデザイン
袖のデザインもいくつかの種類に分けることができます。それぞれの特徴を解説しましょう。
長袖
手首まで袖があるタイプです。肌の露出が少ないため品があり、クラシカルな印象に仕上がります。
7分丈・5分丈
半端丈の袖は肌の露出を適度に抑え、二の腕の太さや腕の短さなどのコンプレックスも上手にカバーしてくれます。個性的な印象が好きな方にオススメです。
フレンチスリーブ
肩先が隠れる程度の短い袖のデザインのことです。清楚で可愛らしい印象に仕上げてくれるだけでなく、上半身を細く見せてくれる効果もあります。
ベルスリーブ
ベルの形のように、肘から袖にかけてふんわりひろがるデザインです。手を動かすたびにひらひらと袖口が動き、エレガントな印象にしてくれます。袖まわりが広がっていることで、手首を細くみせてくれる効果も。
パフスリーブ
肩先と袖口にギャザーを寄せることで、ふんわりとふくらんだ形を作るデザインです。プリンセスのような可憐な印象が好きな方におすすめです。二の腕の太さを隠してくれる効果もあります。
キャップスリーブ
肩に帽子を被せたようなシルエットが印象的なキャップスリーブ。肩周りに丸みを持たせることで女性らしい印象にするだけでなく、肩幅を華奢に見せる効果もあります。
ウェディングドレスの選び方
ここまではウェディングドレスのラインやデコルテのデザイン、袖のデザインについてご紹介しました。実際にドレスを選ぶ際には、以下のポイントも意識すると良いでしょう。
自分が気に入ったデザインのドレスを選ぶ
一生に一度の晴れの日のドレスですから、自分が気に入ったものを選ぶのが何よりも大切です。直感で気に入ったドレスや着たいドレスを選びましょう。似合うかどうか不安がある場合は、試着して式場スタッフや家族に意見をもらうのがおすすめです。どうしても迷う場合には比較的誰にでも似合いやすいAラインのドレスの中から気に入るものを選ぶと良いでしょう。
体形のコンプレックスをカバーできるデザインから選ぶ
二の腕、丸顔、面長、肩幅の広さなど、体型で気になる部分がある場合には、そのコンプレックスをカバーできるデザインから選ぶのもおすすめです。
式場の雰囲気に合わせて選ぶ
教会、ガーデン、レストランなど、結婚式を挙げる場所に合わせてドレスを選ぶことも大切なポイントのひとつです。動きやすさや会場の雰囲気などを考慮した上で最適なものを選びましょう。
着心地も確認する
結婚式では長時間ドレスを着ることになるため、着心地もしっかりと確認しておくことが大切です。
まとめ
ウェディングドレスにはさまざまな種類があります。上記でご紹介した特徴を参考にしながら、あなたに合った理想的なドレスを選びましょう。
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