前撮りにブーケは必要？ 費用目安や種類についても解説

ドレス姿をした花嫁の美しさを引き立てるブーケ。ウェディングドレスに合わせるためのアイテムというだけでなく、実はもっと深い意味があるのをご存知でしょうか。今回の記事では、ウェディングドレスに欠かせないアイテムでもあるブーケの意味や種類、選び方や予算について詳しく解説していきます。

前撮りにおけるブーケの重要性

前撮りにおけるブーケの重要性を理解するために、まずは前撮りとは何か、そしてブーケが持つ意味と役割についておさらいしておきましょう。

前撮りとは？

前撮りというのは、その名の通り結婚式の本番前に行われるウェディングフォトの撮影を意味します。結婚式当日は何かと忙しく、ゆっくり撮影をする時間が確保できないことから、撮影のためだけに時間を確保して、ゆったりとした雰囲気のなかで記念撮影を行うことです。

「前撮り」とはいうものの、スケジュールによっては結婚式後にあらためて日取りを決めて撮影が行われる場合もあります。結婚式場だけでなく、写真スタジオや屋外などさまざまなロケーションで撮影ができるため、カップルにとっての特別な瞬間を一生の思い出に残すことが可能です。

ブーケが持つ意味と役割

ヨーロッパではかつて、プロポーズをする男性は自分で摘んだ花で花束を作り、女性へプレゼントするという風習がありました。そして、女性がブーケの中から花を1本選び男性の胸元に挿すのがイエスを意味していました。これが由来となり、現代ではブーケは愛や新たな始まりの象徴とされています。

また、ブーケはウェディングドレスにアクセントを添える重要な役割もあります。色彩やサイズ、形がドレスの美しさを引き立て、写真全体の雰囲気を大きく左右するのです。また、どのようなブーケを選ぶのかによって、カップルの個性を表現することもできます。

ブーケの種類と特徴

ブーケの種類と特徴を理解することは、前撮りでのブーケ選びにおいてとても大切です。ここからは、ナチュラルブーケの魅力、ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違い、クラッチブーケとラウンドブーケの違いについて詳しく見ていきましょう。

ナチュラルブーケの魅力

ナチュラルブーケは生花を使ったブーケのことで、自然な美しさが魅力です。花々の一本一本が生き生きとしているため、ウェディングフォトに温かみと生命感を与えます。

ナチュラルブーケは、さまざまな花や緑を組み合わせることができるのも魅力のひとつです。カジュアルからフォーマルまで、多彩なウェディングスタイルに合わせることができ、ウェディングドレスという特別な衣装をより美しく引き立てます。

ドライフラワーとプリザーブドフラワーの違い

ドライフラワーは天然の花を乾燥してつくられたものを指します。長期間保存できるのが特徴で、アンティークな雰囲気を演出したいときにもおすすめです。

一方、プリザーブドフラワーは、特殊な加工を施した生花のことで、生花の自然な風合いを保ちつつ長持ちするのが特徴です。生花のあざやかさとドライフラワーの持続性の両方を兼ね備えています。

クラッチブーケとラウンドブーケの違い

クラッチブーケは、花の茎をそのまま束ねたようなスタイルのことです。自然でリラックスした印象が特徴で、ビンテージなドレスやボヘミアンスタイルのウェディングドレスとよく合います。

一方、ラウンドブーケは、丸いシルエットが特徴的で、整ったフォルムがエレガントな雰囲気を演出します。クラシカルなウェディングドレスやフォーマルなスタイルとの相性が抜群です。

前撮りにおけるブーケ選びのポイント

前撮りにおけるブーケ選びの際に考慮すべき主なポイントは、ウェディングドレスとの相性、季節やテーマに合わせた選び方、そして予算と品質のバランスです。それぞれの項目を詳しく見ていきましょう。

ウェディングドレスとの相性

ドレスのスタイルや色、ディテールに合わせてブーケを選びます。例えば、シンプルなドレスにはカラフルなブーケが映えますし、豪華なドレスには控えめなブーケの方がバランスは取れるでしょう。

ブーケはドレスの一部として、全体の雰囲気としっかり調和することが大切です。ドレスの素材感や色に合わせたブーケを選ぶことで統一感のある美しいスタイルを完成することができるでしょう。

季節やテーマに合わせた選び方

前撮りに使うブーケは、季節によって利用できる花が異なります。季節感を反映させるために、その時期に旬の迎える花を意識的に使用すると良いでしょう。

また、ビーチウェディングやカントリースタイルなど、前撮りのテーマに合わせてブーケを選ぶことも大切なポイントです。テーマに合わせることによって、ブーケが写真の雰囲気をより一層引き立ててくれるでしょう。

予算と品質のバランス

ブーケにかけられる予算をあらかじめ決めておくことも失敗しないための重要なポイントです。予算内で最良の選択をするためには、価格と品質を比較検討することが大切でしょう。

また、予算内で最高の品質を得るためには、季節の花を選ぶ、シンプルなデザインを選ぶ、ハンドメイドで作成するなどの方法があります。さらに、レンタルブーケの利用もコストを抑えるための方法のひとつです。

ブーケの費用と予算の目安

最後に、ブーケの費用と予算の目安についてもおさらいしておきましょう。

ハンドメイドブーケの価格相場

ハンドメイドのブーケは、材料費のみで済むためコストを抑えることが可能です。5,000円から10,000円程度の比較的低コストでオリジナルなブーケも作ることができます。

プロのフローリストに依頼する場合の費用目安

プロに依頼する場合は、デザインや花材によって価格が大きく異なりますが、数万円以上の高額になることもあります。

費用を抑えるためのアドバイス

費用を抑えるためには、季節の花を選んだり、シンプルなデザインを選んだりすることが有効です。また、レンタルブーケの利用もコスト削減につながります。

前撮りにおけるブーケは、写真をより印象的にし、幸せな瞬間を美しく飾るために重要な役割を果たします。自分たちのスタイルやテーマに合わせて、前撮りにも素敵なブーケを用意してみませんか。