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両家顔合わせにおける男性の服装とは? スーツ・ネクタイの色など

2024.09.21
結婚準備の基礎知識

両家顔合わせは、結婚するふたりの家族を引き合わせて挨拶を交わし、親睦を深める結婚前のイベント事のひとつです。家族同士は初対面となるケースが一般的ですが、このような場で男性は、どのような服装を着用すればよいのでしょうか。好感度が上がるように、スーツやネクタイ選びにも心を配りましょう。この記事で解説します。

両家顔合わせにおける男性の服装基本ガイド

結婚に向けて具体的に動き始めるきっかけともなるのが、両家顔合わせです。新婦側の家族にとっては、改めて「娘の結婚相手としてどうなのか」を見定める場にもなるかもしれません。好印象につながることを第一に、男性の服装について考えてみます。

顔合わせの意義と服装の重要性

お互いの家族が顔を合わせることは、結婚後もなかなかあるものではありません。顔合わせでお互いの理解が深まり信頼感が育まれれば、今後も良い関係性でいられる可能性が高まります。そのような大切な交流の場での服装が一般常識から外れていると、お相手の家族を不安にさせてしまうかもしれません。そのため、顔合わせの会場や相手に合わせた。きちんとした服装を選ぶことが重要なのです。

基本的なドレスコードと選び方

TPOに合った服装をドレスコードといい、参加する場によって定められたラインがあります。まずは、基本的にどのようなドレスコードがあるのかを確認しておきましょう。

いちばん格式の高い服装とされるのが、「正礼装」とも呼ばれる「フォーマル」です。時間帯によって着用する服が変わりますが、燕尾服やタキシードなどが該当し、結婚式のような場や国際的な式典で着用します。

フォーマルに準じるのが「準礼装」とも呼ばれる「セミフォーマル」です。フォーマル同様、時間帯によって着用する服が変わり、ディレクターズスーツ、タキシード、ブラックスーツなどが当てはまります。

私たちの生活にいちばんなじみがあるのが、「略礼装」とよばれる「インフォーマル」です。結婚式や披露宴に出席するときに着用するブラックスーツやダークスーツと考えれば間違いありません。

インフォーマルを、少しだけカジュアルに寄せたドレスコードが「スマートエレガンス」です。明確な定義はありませんが、ダークスーツを基本としつつ、シャツやネクタイの色で少しだけ遊ぶことができるスタイルといえるでしょう。

さらにくだけた服装が「スマートカジュアル」です。スーツではなく、きちんとした着こなしであれば、ジャケットにパンツという組み合わせでもかまいません。

さらに「カジュアル」と続きますが、一般的なドレスコードとしては「スマートカジュアル」までを覚えておきましょう。

顔合わせに適した男性のスーツ選び

では、具体的にどのようなスーツを選べばよいのでしょうか。基本は両家の格を合わせることと、会場の雰囲気を合わせることです。

スーツの色とスタイル

スーツの色は、セミフォーマル、あるいはインフォーマルを意識して選びます。定番は、ブラック、濃紺やダークグレーなどの濃い色です。ストライプが入った生地もありますが、両家顔合わせの場には、あまりふさわしいとはいえません。

全体的なスタイルで考えたいのが、ジャケットのつくりです。シングルとダブルがありますが、誠実な印象を与えられるという点では、シングルをおすすめします。ただ、先方の服装や会場の雰囲気に合うのであれば、ダブルを選んでも問題ありません。また、女性が和装でも男性はスーツでかまわないのですが、テイストを合わせるために男性も和装というとき着用する正装は、紋付き袴です。両家の都合や会場の雰囲気に合わせ、ふたりで相談してみましょう。

適切なシャツとネクタイの選び方

フォーマルな場では、シャツは白、ネクタイは淡い色が基本です。インフォーマルであれば、淡いブルーのシャツ、濃い色のネクタイや柄の入ったネクタイなど、やや柔軟に選んでもよいでしょう。ただし、顔合わせの場で大事にしたいのは、個性を出すことよりも、清潔感です。柄物でも派手なものは避け、シンプルなデザインにするとよいでしょう。

靴は黒の革靴、靴下も黒にそろえます。

顔合わせで避けるべき男性の服装

両家顔合わせの場で避けたい服装についても、押さえておきましょう。

NGな服装とその理由

お伝えしてきたように、顔合わせの場では、フォーマルを意識した服装を着用するのがマナーです。基本は襟付きのシャツ、ネクタイ、スーツあるいはジャケットとパンツなので、それ以外はNGと考えたほうがよいかもしれません。

アクセサリーや靴の選び方

普段はおしゃれ感を出せるアクセサリーですが、両家顔合わせの場で大切にしたいのは、おしゃれをアピールすることではなく、誠実さや清潔な印象です。そう考えると、アクセサリーは控えたほうがよいでしょう。

また、服に気を取られると靴のことを忘れがちですが、意外と目につくものです。色は黒を基本とし、汚れや型くずれがないかにも気を配ってください。

両家顔合わせにおいて、好印象を持ってもらえる男性の服装についてお伝えしました。服選びの参考にしてください。

女性の服装については「両家顔合わせにおける女性の服装とは? NGな服装も解説」の記事で紹介しています。

なお、前撮りやフォトウェディングを専門とするstudio clori.【スタジオクロリ】では、撮影後に家族で食事会ができるプランもご用意しています。顔合わせや服装についても、ぜひご相談ください。

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